あまりおおっぴらにお勧めはしないのですが、健康診断での「腹囲基準値オーバー」の指摘をきっかけに始めたSixpad Absが、思わぬ形で腰痛改善にも役立つことを発見ました、というお話です。
本来お腹用のSixpad Absを腰に使うという「裏技」について、実際の体験をもとに詳しくお伝えします。50代~60代の腰痛でお悩みの方や、EMS腹囲ケアと合わせて腰のケアも考えている方の参考になれば幸いです。
Sixpad Absとの出会い〜1年半の使用体験
購入のきっかけは内臓脂肪対策
2023年の12月、健康診断で衝撃的な結果を受け取りました。
「腹囲が基準値オーバー、生活習慣の改善が必要です」という医師の言葉に、正直焦りを感じました。
50代後半のダイエットは大変です。
食べないだけでは痩せませんし、そしてすぐに戻ってしまいます。
「どうにかしなければ」と考えていた時に出会ったのが、Sixpad Absでした。
CMでは「ながらトレーニング」で腹筋を鍛えられるとかで、名前は知ってはいましたがあまり信用していませんでした。
ところが当時とあるブログで「腹が6つに割れることはないが、確実に腹囲は減った」という記事を見つけ、半信半疑ではあるものの、トライしてみようか、と思いいたったのです。
その記事は奥さんが旦那さんの使用について書いたものなので、「男性の場合」という但し書きが付きました。
でも、「腹囲オーバー」を指摘された方ならわかりますよね。
もう、背水の陣だったのです。
1年半毎日続けた結果
購入してから現在まで、毎日お風呂上がりにSixpad Absを使用し続けています。
最初は慣れない電気刺激に驚きましたが、徐々に慣れて今では日課の一部となっています。
最大出力で家事もできます。
EMS腹囲ケアの効果についてですが、正直に申し上げると、Sixpad Abs単独で劇的な変化があったわけではありません。しかし、食事管理や適度な運動と組み合わせることで、確実に腹回りの引き締まりを実感しています。「脂肪だけ温存される痩せ方」は避けられ、ダイエットを継続するモチベーションにもなっています。
腰痛との遭遇〜思わぬ裏技の発見
腰トラブル発生の経緯
もともと右腰に軽い違和感を抱えていた私ですが、数週間前、複数の要因が重なって腰痛が悪化しました。長時間のデスクワーク、五十肩による姿勢の乱れ、さらに実家への帰省や地域のイベント参加での疲労が蓄積し、ある日「ピキッ!」と腰に痛みが走ったのです。
過去に2度ぎっくり腰を経験している私は、「これはまずい…」と直感的に感じました。そんな時、ふと思いついたのが「Sixpad Absを腰に回して使ってみよう」という発想でした。
実際に試してみた感覚
最初は半信半疑でした。「お腹用のEMSが腰痛に効くのだろうか?」という疑問を抱きながらも、藁をもすがる思いで試してみることに。
お腹での使用が終わった後、そのままパッドを腰の痛む部分に当てて使用してみました。レベルは普段より低めに設定し、様子を見ながら20分程度使用しました。
使用中からじんわりと効く感覚があり、終了後には腰まわりが「ふっと軽く」感じられたんですよね…。これはいわゆるプラシーボなんでしょうか。完全に痛みが取れるわけではありませんが、血流が改善されたような感覚がありました。
継続使用での変化
翌日起床時、「あれ、昨日より動きやすいかも?」と実感しました。
腰痛が一晩で完全に治ったわけではありませんが、筋肉のこわばりが和らいでいる感じがしました。
それ以降、長時間座った後で腰が重くなった時や、軽い腰の張りを感じた時に、この方法を活用しています。50代、60代の腰痛でお悩みの方には、一つの選択肢として考えていただけるかもしれません。
安全性への配慮と注意事項
メーカー非推奨の使用法であることの認識
ここで重要なのは、Sixpad Absは公式には腰用として推奨されていないということです。あくまで腹部トレーニング用に設計された製品であり、インナーマッスルというよりは体の表面にあるアウターマッスルを鍛えるためのもので、腰への使用は完全に自己責任での判断となります。
おそらく、私自身があまりにも筋肉がないために、アウターマッスルを鍛えるための装置であっても、微弱ながらインナーマッスルにも作用してるんじゃないか。あまりにも筋肉がないために、その効果が見えやすいんじゃない…なんて考えています。素人ながら。
ペースメーカーなど体内植えこみ型医療機器を装着している場合は併用しないようにとの注意書きもあります。
医師への相談の重要性
特に50代、60代の腰痛は、単なる筋肉疲労以外にも様々な原因が考えられます。椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、骨粗しょう症など、専門的な治療が必要な場合もあります。EMSを腰痛改善に活用する前に、必ず整形外科で適切な診断を受けることをお勧めします。
価格と費用対効果について
Sixpad Absの価格設定
Sixpad Absはすでに製造終了しており、現在販売されているのはSixpad Abs2です。
定価は29,920円(税込)と、決して安い買い物ではありません。
しかし、トレーニングジムに通うことや、プヨプヨすぎるあまりにインナーマッスルにも効いている感覚がある私のような使い方の場合、整骨院やマッサージ店での施術を考えると、毎日使用できることを考慮すれば、決して高すぎる投資ではないと個人的には感じています。
50代女性にとっての価値
50代になると、健康維持にかかる費用は避けて通れません。
ジムの月会費、整体での施術費、サプリメント代など、様々な健康投資を考える中で、Sixpadは「自宅で継続的に使える」という大きなメリットがあります。
特に、EMS腹囲ケアと腰痛改善の両方に活用できる(自己責任での使用ですが)という点では、費用対効果は十分にあると考えています。
腰専用モデルとの比較
Sixpad Core Beltの特徴
Sixpadには「Core Belt」という腰・腹・背中を同時に鍛える専用モデルも存在します。
現在販売中のCore Belt2の価格は44,990円(税込)と、Absよりも高額ですが、腰痛改善を主目的とするなら、本来はこちらが適正な選択です。
Core BeltはAbsと比較して以下の特徴があります:
設計の違い
- 腰や背中にフィットする形状
- 電極配置が腰部に最適化されている
- より広範囲をカバーできる
機能面での違い
- 腰痛予防に特化したプログラム
- 姿勢改善効果がより期待できる
- 背筋も同時に鍛えられる
どちらを選ぶべきか
私のようにAbsを腰に使う方法は、あくまで急場しのぎや補助的な使用に留めるべきです。本格的に腰痛改善やEMS腰痛改善を目指すなら、Core Belt2の購入を検討することをお勧めします。
というか、我が家のAbsもちょっとヘタってきたので、次はCore Belt2を狙っています。
まずはAbsで腹囲ケアから始めて、効果を実感してからCore Beltへのステップアップを考えるという選択肢もありますが、Absもそこそこ高いですからね…。
実体験から伝えたいこと
1年半毎日使用しての率直な感想
Sixpad Absを1年半使用し続けた結果、以下のような変化を実感しています:
お腹への効果
- 筋肉の張りが改善された
- 腹囲については食事・運動との相乗効果を感じる
腰への効果(裏技使用)
- 筋肉のこわばりが和らぐ
- 血流改善による軽快感
- 一時的だが確実な効果を実感
継続のコツ
50代以降の健康管理で大切なのは「継続すること」です。Sixpadの最大のメリットは、特別な時間を作らずに日常生活に組み込める点だと思います。
私の場合、お風呂上がりの習慣として定着させることで、1年半継続することができました。「ながら使用」ができるので、テレビを見たり、読書をしたりしながら使用できるのも魅力の一つです。寝っ転がるのは難しいですけどね。
まとめ〜50代・60代女性の健康投資として
Sixpad Absは本来お腹専用の製品ですが、私の体験では腰痛で動きにくい時に意外な効果を感じることができました。ただし、これは公式推奨外の使用方法であり、必ず安全面に十分配慮した上で、自己責任での判断が必要です。
「お腹ケアついでに腰も楽にしたい」という方は、専用のCore Belt2も視野に入れてみることをお勧めします。健康への投資は決して無駄にはならず、50代・60代からの人生をより快適に過ごすための重要な選択だと考えています。
※この記事は個人の体験談であり、効果を保証するものではありません。

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